英語のリスニングの上達に必要な3つのスキル
2018年11月30日 1時43分
英語のスキルには、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4つがありますが、中でもリスニングには苦手意識を持っていらっしゃる方が多いと思います。聞こえてきた音からスペルを思い浮かべ、さらには単語の意味を知っていなければ相手の言いたいことは分かりませんから、相当な訓練と勉強が必要で気が遠くなってしまいますよね。
そこで今回は、英語のリスニングの上達に必要な3つのスキルについてご紹介してみたいと思います。
1.リエゾンと音の脱落を理解するスキル
いきなり難しい言葉が登場して混乱してしまいますね。まず、リエゾンとは音をつなげて発音することを指します。”take out”を「テイク アウト」ではなく「テイカウト」と発音するのがこれに当たります。また、音の脱落とは単語の一部を発音せずに音を飲み込むことを指します。”mom and dad”を「マム アンド ダッド」ではなく「マム ン ダッド」と発音するのがこれに当たります。
いずれも1つ1つの単語が聞き取りづらくなってしまうため、どういった場合にリエゾンや音の脱落が使われるのかを理解しておく必要があるでしょう。
2.聞き取れなかった部分を類推するスキル
私たちが日本語を話す時も、聞き取れなかった箇所を無意識に前後の文脈から類推して補っています。小さい頃からあまりにも自然にやっていることなので改めて言われるまでは気づかないですよね。
英語の場合もそれと同じで、前後にある単語と文脈から「この単語が入るのでは?」などと類推する力がとても大切です。単語をできる限りたくさん知っておくのももちろん素晴らしいですが、話し手の表情やその場のシチュエーションからも得られる情報はたくさんあります。
3.英語のままで理解するスキル
「英語を日本語訳するときは、後ろから訳していくように」と習ったかと思います。印刷されている英文を訳す場合は問題ないのですが、音声で聞いたものを訳す場合は英文を最後まで聞かないと訳が始められない上に、記憶をたどる間に次の文章が流れてきてしまえばもう完全にお手上げですよね。
そこで、英語音声を聞いた時は日本語に訳すことなく英語のままで理解するスキルがあると良いでしょう。とにかく聞こえた順番で頭から日本語にしてみて、何が言いたいのかをざっくりと理解する練習をしましょう。
きちんと1文1文頭の中で日本語に変換していては、ネイティブとのスピーディーな会話には全くついていけませんよ!
英語のリスニングの上達に必要な3つのスキルについてご紹介してまいりました。参考になるものはあったでしょうか?リスニングは、一朝一夕に上達するものではないだけに学習中もストレスが溜まってしまいますが、日々英語を耳に入れる時間を作るようにしていれば、確実に1歩ずつ聞き取れるようになっていきます。
みなさんも今回ご紹介したようなスキルを意識しながら、ネイティブの方々との英会話を楽しんでくださいね♪