【話してみよう Japaneseライフ】サイクル安打 hit for the cycle
2019年08月28日 3時07分
米メジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平選手が、日本選手初のサイクル安打を達成し、話題を集めた。英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「Shohei Ohtani Becomes First Japanese – Born MLB Player to Hit for the Cycle(大谷翔平選手が日本選手初のサイクル安打)」との見出しで、大谷選手の活躍を紹介している。
サイクル安打は、英語では「hit for the cycle」と言う。野球やソフトボールで、1試合で1人の打者が、単打(single)、二塁打(double)、三塁打(triple)、本塁打(home run)のそれぞれを1本以上打った場合に成立する記録だ。ちなみに、日本の野球用語であるサイクルヒット(cycle hit)はカタカナ英語で、野球の本場、米国でも通じにくい。
サイクル安打は、1シーズンにそれほど多く達成されない珍しい記録だ。メジャーリーグで通算3089安打を放っているイチロー選手でも達成できなかった。大谷選手は日本選手で初めて、メジャーリーグでサイクル安打を達成した。この時の「日本選手」は英語で「Japanese – born player」とか「Japan – born player」と言う。
野球だけでなく、世界に活躍の場を移す日本出身のアスリートは増えている。北米プロバスケットボールリーグのNBAでも、富山県出身の八村塁選手が日本選手で初めて、ドラフト1巡目の指名を受けた。
現地のニュースは「Rui Hachimura is the first Japan – born player selected in NBA draft’s first round」などと伝えている。See you next week!