【話してみよう Japaneseライフ】拒否権 veto
2020年10月28日 10時28分
英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「At 75, the United Nations is Hostage to Aggressors in Security Council(【主張】国連創設75年 「戦勝国の発想」と決別を)」との見出しで、米英仏中露の5大国の常任理事国が拒否権を独占し、機能不全を招いている国連を改革すべきとの主張を展開している。
国連常任理事国が持っている「拒否権」のことを、英語で「right of veto」「veto right」や「veto」と言う。名詞の「veto」は、「決定を妨げる票」などを意味する。動詞の「veto」は、「反対の投票をする」「支持することを拒む」「賛成を拒否する」などの意味を持つ。
投票のことを英語で「vote」や「poll」を使う。「vote」は、議員選挙などの公式の選挙で選出する際に使うことが多く、「意志表明としての投票」を指す。
一方、「poll」は選挙の意味で使われることもあるが、世論調査など非公式の場で、何(誰)に対し、多く投票されているかを調べるときにも使う。
日本でよく使われる「総論賛成、各論反対」というフレーズは「agree in general」「disagree in parts」と直訳しても通じにくい。「I agree with it as a whole(全体としては賛成する)」と言っておき、「but there is a few things that I disagree(しかし、いくつかについては反対だ)」と続ける。 「全会一致」は英語で「unanimous agreement」と言い、副詞で使うときは「unanimously」となる。多数決については「majority decision」「majority vote」。多数決を取りたいときは、「Let’s take a vote」や「Let’s vote」と言う。
「話してみよう Japaneseライフ」のコラムは今回の記事で終了となります。
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