日本人講師のワンポイント【会うmeet/seeの使い分け】

日本人講師のワンポイント【会うmeet/seeの使い分け】

2021年06月24日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

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本日の質問

日常会話(English Daily Conversation) General A1 Lesson3

初対面の挨拶として Nice to meet you.などmeetを使うフレーズと、Glad to see you.というseeを使うフレーズがありますが、meetをseeに置き換えてNice to see you.と言っても良いのでしょうか?

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解説

meetには「会う」だけでなく「出会う」「知り合いになる」という意味があります。

一方seeは、「会う」という意味だけで言葉自体には「初めて」というニュアンスは含まれません。
初めて会う人にあいさつする場合は、
(It’s) Nice to meet you.
(It’s a) Pleasure to meet you.
(I’m) Pleased to meet you.
(I’m) Glat to meet you.
のように、「初めて出会う」「知り合いになる」という意味を含んだmeetを使うのが一般的です。

テキストの例にあるGlad to see you.は、どちらかというと初対面ではなく「また会えた」「会えないと思っていたのに会えた」という場合に使われることが多いのですが、以前から存在を知っていた場合などに「ようやく会えた」という思いを込めて使うこともあります。
Good to see you.Nice to see you.というフレーズは、基本的に初めて会う時のあいさつには使いません。
以前会ったことのある人、知っている人に、「この場で会えて良かった」「また会えて嬉しい」「久しぶりに会えて嬉しい」「たまたまこんな所で会えて嬉しい」というようなシチュエーションで、親しみや喜びを込めて使います。

ちなみに、初めて会って一通り話したり、パーティや会議などを終えて、その日の別れ際にもあらためて「今日はお会いできて良かったです」という場合にも、Nice to meet you.ともう一度言うこともできます。あるいは
It was nice meeting you.(It wasを省略してNice meeting you.でもOK)
It was nice to meet you.
と、「会えた」という過去を「良かった」と表現で気持ちを伝えるのも良いでしょう。

本日の講師

Tomoko 先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。