ネイティブのワンポイント【過去形と現在完了形】
2021年08月21日 10時00分
ネイティブ講師のワンポイントレッスンでは、ネイティブにしか聞けない!イディオムやよりナチュラルな言い回しをご紹介していきます。
担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中のネイティブ講師です!
今回はネイティブ講師Kerry先生の長年の指導経験に基づいて、日本人が間違えやすい過去形と現在完了形の違いについて解説します。
ネイティブ講師の紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/native/
TODAY’S TOPIC
皆さん学校で次のように違いを習ったことがあると思います。
過去形は、過去に始まり、過去に終わった動作のこと
Last year, I went to Okinawa.
(去年、沖縄に行きました。)
現在完了とは、過去に始まり、現在も続いている動作のこと
I have eaten lunch.
(昼食を食べました。)
しかし、このような基本的な説明だけでは、多くの学習者にとって十分ではないかもしれません。そこで、もっと掘り下げて、シンプルに説明してみましょう。
EXPLAIN
過去形を使うときには、動作の時間を示すことがとても重要です。
In 2016, I visited Paris. I visited Paris in 2016 but I have returned already returned to Japan and I am not planning on visiting Paris again any time soon.
(2016年パリを訪れました。2016年にはパリを訪れましたが、すでに日本に帰国していますし今後すぐにまたパリに行く予定はありません。)
「2016年に、私はパリを訪れました。」とあるように、何が行動で、いつその行動が行われたのか理解できると思います。
一方、現在完了を使う場合、動作の時間は重要ではなく、何をしたかが問題となります。
I have been to Paris. (パリに行ったことがある)
I have eaten sushi before. (以前寿司を食べたことがある)
私の見解では、日本語で「食べたことがある」は「食べた」と言い換えられることが皆さんの混乱の原因となっていると思います。
日本語の場合は、過去形と現在完了形を入れ替えて使える場面があります。
お気軽にレッスン内でコメントください。どんな質問にもお答えしますよ。
TODAY’S NATIVE TUTOR
Kerry先生
本日のネイティブ英語を教えてくれたのは、産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中のKerry先生!
カナダ出身のKerry先生。英語―フランス語の通訳として活躍した後、2005年から日本国内で英語を教え始めました。学生~社会人を対象とした英語講師として教える他、大学の非常勤講師としても英語や異文化コミュニケーションを教える、実力派講師です。