日本人講師のワンポイント【許可や依頼をする際の聞き方】

日本人講師のワンポイント【許可や依頼をする際の聞き方】

2022年03月03日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

日本人講師のご紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/japanese/

本日の質問

職業別英会話(English Occupation Conversation) レストランRestaurant Lesson3
お客さんが、Is it OK to swap seats? 「席を変えてもらえますか?」とリクエストするシーンがありますが、Can we ~ ?Could we ~?ではなくIs it OK ~?と聞いたほうがいいのですか?

職業別英会話(レストラン)はこちら
https://human.sankei.co.jp/textbook/occupation-conversation/restaurant/

解説

どの聞き方でもOKですが、Can I/we/you ~ ?Could I/we/you ~ ?が、そもそもの意味として「していいですか?」「してくれますか?」と直接的に「できるかできないか」を聞いているのに対して、Is it OK to ~?Is it OK if I/we ~?と聞くと、ニュアンス的には「(自分が)~しても大丈夫ですか?」という、希望が受け入れられるものなのかどうかを確認するニュアンスなので、少し控えめな響きになります。
Is it OKの部分をWould it be OK とすると、より丁寧です。また、OKの代わりにalrightとすることもできます。OKとalrightで特に丁寧さに差はありません。OKの方が若干カジュアルです。

他にも次のようなリクエストの仕方あるので、レストランの雰囲気や頼みごとの大変さなどに応じて使い分けてみましょう。

Do/Would you mind if I/we ~ ?「~してもかまいませんか?」
直訳すると「もし私が~したらお気に障りますか?」であり、とても気を遣った言い方で許可を得る表現です。

Do/Would you mind ~ing ?「~していただいてもかまいませんか?」
Can/Could you ~?の聞き方と同じく、相手にある行動をリクエストする表現ですが、相手に「してください」と直接頼むよりも控えめな印象になります。

I was wondering if I/we/ could ~「~できたら嬉しい/ありがたいのですが」
控えめに、「~したいなあと思っているんですが…」と希望を伝える表現です。

I was wondering if you could ~.「~していただけたら嬉しい/助かるのですが」
上記と同じアイディアで、相手の行動に対し「~してもらえたらいいなあ」と希望を伝える方法です。

本日の講師

Tomoko先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。