日本人講師のワンポイント【一般動詞の前にdoも付ける時ってどんな時?】

日本人講師のワンポイント【一般動詞の前にdoも付ける時ってどんな時?】

2022年06月02日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

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本日の質問

学校教科書準拠 (Junior High School) Lesson70
I do hope it will be sunny this weekend. と、doとhopeの2つの動詞を使っているのはなぜですか?

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解説

英語には、is, am, areのようなbe動詞や、make, speak, like…のように動きを表す一般動詞があります。この一般動詞を使う時のルールとして、疑問形にする時はDo you ~? 、否定形はI do not ~.と、必ずdoが使われますね。このdoはどこから出てきたの?と疑問に思われた方もいると思いますが、実は全ての一般動詞にはdoが隠れていて、本来は、do make, do speak, do like…なのです。You speak English. も、You do speak English.なので、疑問形にするには、You do の部分をDo youとひっくり返すだけ。You are a student.→ Are you a student?と同じルールですね。しかし肯定文ではあえてdoを入れなくても意味が分かるので、省略しています。
それでは、通常は隠れているdoが出てきてI do hope ~となるのはどんな時でしょう?doを主張したい時です。do notではなく、doだよ!と肯定であることを強調しているのです。

I do like the band. But it’s not like I’m a big fan.
(そのバンドはもちろん好きだよ。大ファンってわけじゃないだけで)

I do understand how you feel, I just don’t know what to say.
(ちゃんと気持ちはわかってるよ。ただ何て言ったらいいのかわからない)

のように、心からそうであると強調したい、誤解のないようにそうだと主張したい、というような場合によく使われる表現です。
気をつけたいのは、doをあえて使うことでその後の動詞を強調はしていますが、I really like the band.「そのバンドが本当に大好きだ」のように、“どれくらい好きか”という“程度”を表しているわけではないということ。「好きか嫌いかでいうと、間違いなく好き」のように、“確信”の度合いを表したい場合に使います。

本日の講師

Tomoko先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。