ネイティブのワンポイント【「切り札」という意味のイディオム】
2022年06月25日 10時00分
ネイティブ講師のワンポイントレッスンでは、ネイティブにしか聞けない!イディオムやよりナチュラルな言い回しをご紹介していきます。
担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中のネイティブ講師です!
ネイティブ講師の紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/native/
TODAY’S TOPIC
本日は“up your sleeve”というイディオムについて解説します。
この言葉は、ギャンブルに由来しています。カードゲームでは、プレイヤーは1枚のカード、できればエースのような強いカードを持つことができます。そのようなカードを持っているプレーヤーは、そのカードを使うタイミングを待って、その手に勝つことができます。
しかし、この言葉はいつの間にか日常会話に入り込み、ビジネスコミュニケーションでもよく使われるようになりました。
文字通り、誰かが必要なときに使うような、ある種のトリックや隠し事のことである。 こっそりと忍ばせている、というイメージです。
日本語では「切り札」「奥の手」と言う言葉に訳すことができます。
yourの部分は主語によって変化させましょう。
似たような意味の代替表現がいくつかあります。
– have (keep) something under your belt
– have (keep) something on the side
EXAMPLE
Be careful in doing business with Steve. You don’t know who you are up against. He is an excellent negotiator. He always keeps something up in sleeve.
(スティーブとの取引には注意が必要だ。 誰を相手にしているかわからなくなります。 彼は優れた交渉人です。彼はいつも何か切り札を持っている。)
SITUATION
Yoko: I don’t think we have any other choice but to agree to their terms.
(私たちは、彼らの条件に同意する以外の選択肢はないと思います。)
Keita: What made you think so.
(どうしてそう思うんですか?)
Yoko: I have looked up the situation from all angles and I don’t see any other alternative.
(あらゆる角度から状況を調べましたが、他の選択肢が見つかりませんでした。)
Keita: Leave that to me. I get one more thing up my sleep. I will make them agree to our terms.
(私に任せてください。 もうひとつ、密かに考えていることがあります。 こちらの条件を呑ませます。)
TODAY’S NATIVE TUTOR
Kerry先生
本日のネイティブ英語を教えてくれたのは、産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中のKerry先生!
カナダ出身のKerry先生。英語―フランス語の通訳として活躍した後、2005年から日本国内で英語を教え始めました。学生~社会人を対象とした英語講師として教える他、大学の非常勤講師としても英語や異文化コミュニケーションを教える、実力派講師です。