日本人講師のワンポイント【“go visit”動詞を2つ続けてもいいの?】
2022年09月15日 10時00分
日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!
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本日の質問
ビジネス英会話 English Business Conversation A2 Lesson11
Let’s go visit the factory.「工場へ行きましょう」
とありますが、goとvisitという動詞を2つ続ける用法があるのでしょうか?また、訳は「行きましょう」となっていますが、go visitで「行く」という意味になるのですか?
ビジネス英会話教材はこちら
https://human.sankei.co.jp/textbook/business-conversation/a2/
解説
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go visit、come seeのように、goやcomeの後に動詞の原形を続ける用法は、カジュアルな会話ではよくみられます。goやcomeの後に本来あるはずのand又はtoが省略されている形で、go and ~は「行って~する」、go to ~は「~をするために行く」という意味になり、どちらも日本語で言うところの「~しに行く」のニュアンスになります。comeの場合は「~しに来る」です。
この話法は、「行く」「来る」という行為の先に、同じ場所で他の行動をおこなったりその目的を達成するのが明確で、go/comeとその後に来るもう一つの動詞で表す行動がセットになっているような場合に使います。
今回の例のgo visitは、go to visitのtoが省略された形です。フォーマルな場ではこちらのほうがより適切でしょう。また、Let’s go to the factory.「工場に行きましょう」や、Let’s visit the factory.「工場を訪れましょう(見学しましょう)」でも良いのですが、go visitとすることで「行く」と「見学する」が一連の動きになり、「見学しに行く」というニュアンスが生まれます。
いくつか例文を見て、イメージをつかみましょう。
Let’s go get/buy some food at the convenient store over there.
( そこのコンビニに何か食べ物買いに行こう。)
You should come see me sometimes.
( ぜひ時々会いに来てね。)
Why don’t we go play frisbee or something on the beach?
( ビーチにフリスビーでもしに行こうか?)
本日の講師
Tomoko先生
こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。