ネイティブのワンポイント【「最初からやり直す」と言いたい時】

ネイティブのワンポイント【「最初からやり直す」と言いたい時】

2022年11月12日 10時00分

ネイティブ講師のワンポイントレッスンでは、ネイティブにしか聞けない!イディオムやよりナチュラルな言い回しをご紹介していきます。
担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中のネイティブ講師です!

ネイティブ講師の紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/native/

TODAY’S TOPIC

本日は“Back to the drawing board”というイディオムを紹介します。
この表現は、当初承認された計画やアイデア・目標が問題外であり、全てを考え直す時期であることを示すのに非常に有効です。 文字通り、最初に選択した試みが完全に失敗し、もう一度最初からやり直す時期が来たことを意味しています。
語源としては、 drawing board(製図版) は計画の最初の段階が行われている場所を示しています。 the project is still in the planning stage「プロジェクトはまだ計画段階である」という表現は、プロジェクトがまだ完成していないことを意味します。しかし、プロジェクトが drawing board を離れると、実現に向けて動き出すということです。

SITUATION

Mr. Robinson: I am sorry to call this meeting on a short notice but I would like to inform everybody here that the concept for the new model we had agreed upon is now out of the question.
(今回は急な招集で申し訳ないのですが、ここにいる皆さんに、私たちが合意していた新モデルのコンセプトが問題外であることをお伝えしたいと思います。)
Mr. Evens : I don’t understand.  Can you explain a little more.
(どういうことでしょう。 もう少し詳しく説明してください。)
Mr.  Robinson: Our main client doesn’t seem convinced of the durability of the new model given the rapid change in technology that is going on in the market.
(我々のメイン顧客は、市場で起こっている技術の急激な変化を考えると、新しいモデルの耐久性に納得していないようです。)
Mr. Evens: Do you mean, he wants something more durable.  Something that attract customers for years to come.
(つまり、もっと耐久性のあるものが欲しいということでしょうか。 今後何年間も顧客を惹きつけるようなものを。)
Mr. Robinson: You got that right.
(その通りです。)
Mr. Events: I guess we are back to square one.  I will call up all our technicians and concept managers.  This time, I will build a completely different team.  We have no other choice but we must head back to the drawing table.
(私たちは振り出しに戻ったようです。 技術者とコンセプト・マネージャーを全員呼び寄せよう。 今回は、全く別のチームを作ります。 他に選択肢はないのですが、はじめからやり直すしかありません。)

TODAY’S NATIVE TUTOR

Kerry

Kerry 先生

本日のネイティブ英語を教えてくれたのは、産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中のKerry先生!
カナダ出身のKerry先生。英語―フランス語の通訳として活躍した後、2005年から日本国内で英語を教え始めました。学生~社会人を対象とした英語講師として教える他、大学の非常勤講師としても英語や異文化コミュニケーションを教える、実力派講師です。