中国語のワンポイントレッスン【 “吩咐” と“嘱咐”の使い分け】

中国語のワンポイントレッスン【 “吩咐” と“嘱咐”の使い分け】

2023年01月26日 10時00分

中国語のワンポイントレッスンでは、産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の講師陣が、初心者にとっても難しくない範囲で中国語をレクチャーします。

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本日のテーマ

    fēn fù   zhǔ fù
本日は、 “吩咐” “嘱咐”の使い分けを学習しましょう。
どちらも「伝える」「話す」「指示する」のように言いたい時に使いますが、少しニュアンスに違いがあります。
中国語の “吩咐” は、日本語の「言いつける」のことです。一般的には上司から部下に対する要求であり、目上の人から目下の人に対する要求であり、命令のニュアンスを含みます。“吩咐”は名詞としての役割と、動詞としての役割があります。
中国語の “嘱咐” は、日本語で「言い聞かせる」のことです。一般的には目上の人は目下の人に対する念、関心を持つ意味を含みます。または、わけを説明して教え諭す、言って聞かせる。普段、動詞として使われています。
例文を紹介します。

“吩咐” が名詞として使われている時

àn fù mǔ de fēn fù qù zuò
按 父 母 的 吩 咐 去 做。
親の言いつけを守る。

“吩咐” が動詞として使われている時

fēn fù gōng zuò
吩 咐 工 作
仕事を言いつける。

“嘱咐”は 動詞として使われる

zhǔ fù hái zi hǎo hào xué xí
嘱 咐 孩 子 好 好 学 习。
よく勉強するように子供に言い聞かせる。

zhǔ fù zì jǐ yí dìng yào rěn nài
嘱 咐 自 己 一 定 要 忍 耐。
我慢しろと自分に言い聞かせる。

本日の中国語講師

Lemon 先生

お子様から初級、中級者までの指導を受け付けています。
2014年に日本に留学し、広島経済大学を卒業されています。在学中には日本語能力検定1級、ビジネス日本語能力テストレベル2を取得されたそうです。初心者の方でも、日本語でのコミュニケーションも可能ですので安心してご受講いただけます。
中国に帰国後、主に日本語指導のお仕事をされています。