ちょっとした疑問にお答えします!疑問詞の使い方を解説!

ちょっとした疑問にお答えします!疑問詞の使い方を解説!

2023年05月04日 2時00分

日本人講師のワンポイントレッスンで、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

日本人講師のご紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/japanese/


本日の質問

日常英会話 A2 Lesson7

What sports do you play?あなたはどんなスポーツをしますか?
とありますが、以前レッスンではWhich sports ~?と聞かれたことがあります。どちらが正しいのでしょうか?

同レベルの日常英会話教材はこちら
https://human.sankei.co.jp/textbook/daily-conversation/a2/


解説

複数存在するものの中で、「どの」「どんな」が~ですか?と聞く場合、WhatまたはWhich を使うことが多いですね。
Whatは「何」、Whichは「どれ/どちら」というのが基本の意味ですから、

限定されていない、漠然とした範囲の中から「どの」「どんな」と絞る⇒What

2つ以上である程度限定された範囲の中から「(このうちの)どれ」と選ぶ⇒Which

と覚えている方が多いと思います。

ほとんどの場合はその使い分けでOKなのですが、時に聞く人がどんな範囲を想定しているかや、質問をするシチュエーションで、この境界線はあいまいになります。

一般的にwhatを使うのは、数に限りがないか、あっても多すぎてハッキリとどれだけの数・種類があるかわからないものの場合です。色、映画、本、動物、今回の例にあるスポーツなどがこれにあたります。

ただし、話の中ですでに対象がある程度絞られていることが想定される場合や、ある限られた選択肢の中での話であることがお互いの認識としてわかっている場合は、WhatではなくWhichを使います。
数あるスポーツでも、オリンピック競技の話をしていて「どのスポーツが?」と聞きたい場合は、正式種目という限られたカテゴリーから選ぶので、Which sports~?となります。また、学校の部活の話などの場合も、当然それほど多くない中から「どの」と選ぶことになるので、Whichを使って聞くことになるでしょう。
このように、話している当人同士、あるいは質問をする側が、ある程度絞られた中からの選択として選ぶことを想定している場合は、通常はWhatで聞くようなものでもWhichを使うことがあり得ます。どちらを使っても間違いではありませんが、話す時に対象の範囲がどこにあるのかの想定によって使い分けるようにしましょう。


本日の講師

Tomoko先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。