インバウンドブログvol.01『それ、本当に喜ばれてる?訪日外国人のホンネ』
2024年11月12日 5時51分
年々増加傾向にあるインバウンド観光客。
皆さんも街中で訪日外国人を見かける機会はありませんか?
日本人同士の気持ちはわかるけれど、世界各国の人の常識や思いはなかなか難しいこともありますよね。
そこで、日々インバウンドとともに日本を旅する’全国通訳案内士’が実際にあった体験をお話します。
外国人と私たちは、「当たり前」が違う!
超高級温泉旅館の素敵なお部屋で豪華な会席料理。盛り付けも美しく、夫婦水入らずでさぞや楽しめたのでは!?
実は意外と喜ばれていないケースも…。
訪日外国人の本音
こんなに沢山料理を出されても食べられない、フードロスをしたくない。
決して日本や日本文化の否定ではない、訪日外国人のホンネ。
環境へ配慮する感覚が高い方こその思いではないでしょうか。
日本大好き!という気持ちで日本に観光に来たものの
日本大好き=「すべての慣習を理解できる」ではありません。
さらに言うと、
①本当の日本を知りたい方
②「自分がイメージする日本」を逸脱することなく楽しみたい方
③自国での生活スタイルを変えずに日本という場所に移動だけしたい方
など目的は人それぞれ。
「思い込み」を外し、「目の前のお客様」に ご満足いただけるよう知恵を絞ることが「最高のおもてなし」ではないでしょうか。
記事執筆者
田口 倫子(たぐち のりこ)
全国通訳案内士(英語)
観光庁「地域の観光人材のインバウンド対応能力強化研修」1級講師
観光庁「世界水準のDMO形成促進事業」外部専門人材
元JAL国際線キャビンアテンダント