子どもの英語教育はいつから始める?早期教育のメリットと注意点
2021年10月25日 4時19分
2020年から学習指導要領が新しくなり、これまで小学5年生からだった外国語活動が小学3年生からの必修科目となりました。グローバル化や多様性が進む昨今、英語のニーズは高まるばかりです。しかしながら、保護者世代は英語の学び方が現在とは異なるケースも多く、英語に苦手意識を持つ方が多いのではないでしょうか。子どもの早期の英語教育に対して抵抗がある方もいるでしょう。またいつから子どもの英語教育を始めたらいいか迷っている方も多くいらっしゃるかもしれません。
この記事では、早期に英語教育をするメリットや注意点を紹介します。これからお子さまの英語教育を考えようとしている方はぜひご参考ください。
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早期に英語教育をするメリット
子どもに英語を学ばせるかどうか悩んでいる方にとって気になるのが、早期に英語教育をするメリットでしょう。メリットが把握できれば、どの段階から英語を学ばせれば良いのかが見えてきます。ここからは、早期に英語教育するメリットについて解説していきます。
早期に英語教育をするメリット
学習した内容の吸収が早い
子どもの頃は物事を吸収するスピードが速いです。子どもがテレビで流れた情報を覚えたり、家庭内での親の発言を覚えたりしているのを見たことのある方も多いでしょう。このように物事を吸収するスピードが速い時期に英語教育を行うことで、大きくなってから始めるよりも効率的に英語を学ぶことができます。
英語に対する抵抗感がなくなる
島国である日本は英語と接する機会が少ない国です。そのため、日本語のみでの生活を幼少の頃から続け、その環境が定着してしまうと英語に対して抵抗を持つことがあります。実際、親世代の年代になると、英語に対して苦手意識を持っている方も多いでしょう。
一方で、子どもの頃から英語に慣れ親しんでいると、日本語と同様に英語も日常の中に溶け込んできます。日本語を覚える過程と並行して英語を学ぶことができるため、本格的に英語を学ぶ時期になっても抵抗なく取り組めるでしょう。
世界的な視野を持てる
英語を学ぶ場面では、外国の文化や習慣に触れる機会が増えます。例えば、テキストに掲載されている情報からも異文化の様子が伝わります。外国人の講師と触れ合えば、日本とは異なるあいさつの仕方やジェスチャーなどから、自然と国によって様々な表現方法があることを理解するようになります。
こうして、早い段階から異文化や多様性に触れることで、世界的な視野を持つことができるでしょう。国際社会において、他を受け入れる柔軟性は欠かせないものです。自然に身についた多様性への理解は大いに役立つ感覚だといえます。
積極性が向上する
英語は感情表現や意見の伝え方がストレートになされる言語です。そのため、早期に英語教育を取り入れることで、自分の意見を周囲に対して臆することなく伝えられる積極性を育てることにも繋がります。
また、成長するにつれて、普段使う言語以外の言語を使うことを恥ずかしいと感じる方が増えてきます。一方で、早いうちから英語に親しんでいると、どんなシーンでも恥ずかしいと感じることなく英語を話すようになります。
早期に英語教育する際の注意点
早期の英語教育には様々なメリットがありますが、注意すべきこともあります。子どもが楽しく英語を学ぶようになるためにも、注意点は事前に理解しておくことが大切です。注意点とメリットを理解することで、より効果的な英語教育が行えるでしょう。
早期に英語教育する際の注意点
無理強いをしない
親の意向によって子どもの英語教育を始めることが多いです。親が英語教育に一生懸命になるあまり、子どもに対して英語教育を無理強いしてしまうことがあります。子どもの意思を尊重せずに英語教育を押し付けてしまうと、子どもが英語自体を嫌いになる可能性が考えられます。
大切なのは、英語が楽しいという感覚を子ども自身が感じることです。子どもが英語を好きになり、自ら学びたいと思えるような環境作りをするよう心がけましょう。
日本語の教育を怠らない
小さい頃から英語教育を始めると、日本語がきちんと習得できないのではと心配する親もいると思います。実際、過度に英語教育の時間を増やしてしまうと、母国語である日本語教育に影響が及ぶ可能性はゼロではないでしょう。ですので、英語教育と並行して日本語の教育も行う必要があります。
また、日本語の基礎ができていないと、倫理的な思考で物事を捉えることが難しくなります。こうなると、日本語を使って自分の言いたいことが伝えられないだけでなく、英語でも伝えたいことを相手に伝えられないといった状態に陥る可能性も考えられます。日本で英語を学ぶ場合には、日本語の教育も怠らないように心がけることが大切です。
成果を期待しすぎない
英語教育を早く取り入れたからといって、すぐに効果が出るとは限りません。特に、幼い段階では、日本語の正しい使い方もできない中で英語を学ぶことになります。親としてはすぐに成果を期待してしまうかと思いますが、子どもにプレッシャーを与えてしまう可能性があります。
早期の英語教育は楽しみながら継続して英語に触れることで、徐々に浸透していくものです。子どもの吸収速度が速いとはいえ、いきなり難しいことを押し付けてしまうと英語に対する苦手意識を植え付けることにも繋がりかねません。長い目で子どもの英語力を育むことを念頭に置いて、親子で楽しめる余裕を持つことが大切です。
英語教育は何歳から始めるべき?
言語の臨界期仮説というものがあります。簡潔に紹介すると、思春期(11歳~13歳頃)までの期間をすぎると、母国語話者と同じ程度の言語力を獲得できなくなるという説です。これは言語学者レネバーグの仮説です。この仮説が正しいかどうかという論議は割愛しますが、こうした仮説が生まれていることを踏まえると、小学校高学年頃には少なくとも、英語学習を始めておく必要があるでしょう。
また、子どもの発育時期を考えると、3歳~7歳のタイミングで耳の発達が起こります。この時期に、英語学習をすることで、英語の発音を自然に吸収することができるでしょう。
それ以前の0歳~2歳の時期に関しては、身の回りに英語がある程度にしておくことをおすすめします。例えば、子どもが興味を持つような海外の動画やアニメを流したり、英語の音声が流れるおもちゃを用意しておいたりする程度です。
まとめると、英語学習を始めるのなら2歳~3歳くらいがおすすめです。
※諸説ありますので、あくまで目安としてお考えください
年齢別!どんな内容を学ばせたらいいの?
「2歳~3歳の時期」「幼稚園の時期」「小学校の時期」の3つの時期に分けて、何を学ばせていけば良いかをお伝えします。
2歳~3歳の時期
英語の音に慣れる時期と考えると良いでしょう。
前述のとおり、例えば、子どもが興味を持つような海外の動画やアニメを流したり、英語の音声が流れるおもちゃを用意しておいたりしてください。日本語と英語では、発音やリズムが異なります。英語における正しい発音とリズムに触れてもらい、慣れさせましょう。
幼稚園の時期
英語を使ってアウトプットをし始める時期とお考えください。
英語の音源を活用して、子どもと一緒に歌を歌うのも良いでしょう。身の回りの物を指差して、これは「Apple」だよと伝えるだけでも勉強になります。おもちゃやスマートフォン・タブレットのアプリを活用するのも良いでしょう。
さらに、英会話スクールやオンライン英会話を活用して、レッスンを受けさせてみる方法もあります。
子どもが英語を嫌がらないように楽しませつつ、自発的に学ぶように英語を近づけてみてください。
小学校の時期
小学校になると、学校の授業でも英語の勉強が始まります。小学校の中学年になるまでにはアルファベットを覚えておく必要があるでしょう。幼稚園の時期から、絵本を読ませたり、英語の字幕付きの動画やアニメを見せたりしておくと、自然とアルファベットにどのようなものがあるか身につきます。
また、高学年になると600語~700語を覚えなくてはならなくなります。
単語帳をもとに暗記する場合は苦になり、英語の勉強を嫌がる可能性があります。そのため、幼稚園の時期から絵本や英会話教材に触れさせることをおすすめします。そうすることによって、自然と知っている単語が増え、無理に単語を暗記しなくても、問題ない状態にすることができるでしょう。
効率的に英語教育をするためのポイント
早期に英語教育をするのであれば、できるだけスムーズに英語教育を行いたいものです。また、子どもに負担をかけないことも欠かせません。子どもが楽しくモチベーションを維持した状態で英語を学ぶために大切なのは環境です。ここからは、効率的な英語教育を行う環境作りのポイントをまとめていきます。
効率的に英語教育をするためのポイント
- ゲーム感覚で楽しむ工夫をする
- 英語でやり取りできる相手を作る
- 褒めて伸ばす
- 継続する
- 親も一緒に学ぶ
ゲーム感覚で楽しむ工夫をする
子どもの英語教育において欠かせないのが、楽しいという感覚です。ゲーム感覚で英語を学ぶことができれば、モチベーションを長く保てるでしょう。また兄弟や家族、友達とともに行うことで、競争意識が芽生えて英語の吸収率も上がります。
本が好きな子どもには、英語の絵本を活用するのも1つの方法です。歌が好きな子どもであれば、英語の歌やダンスを取り入れると効率的に英語を習得できます。このように、子どもの性格や好み、理解度に合わせて英語教育の方法を変えていくのも大切なポイントです。
英語でやり取りできる相手を作る
子どもが英語をスムーズに習得するためには、日常的に英語と触れ合える時間を増やすことが大切です。動画やアニメなどで英語を聞くことも必要ですが、それ以上に英語でのコミュニケーションは欠かせません。そのためには、英語教育イベントといったものを活用して、英語でのやり取りができる相手を探すのもおすすめです。英語でコミュニケーションできる環境が整うと、英語を積極的に活用する意識が芽生え、英語の浸透率や学習に対するモチベーションも高まるでしょう。
褒めて伸ばす
英語に限ったことではありませんが、何かを成し遂げた時や楽しそうにしている時には、しっかり褒めてあげることが大切です。親から褒められることによって、子どもの心に自信が芽生えます。褒めることを繰り返すことで、英語に対する苦手意識が消えていき、自主的に英語を学ぶ心も生まれるでしょう。
また、子どもが自分で成果を確認できるようにするために、シールやスタンプなどを活用するのもおすすめです。ノートや壁など、日々目にするところに自分の頑張りが見えるシートを作ると、子どものモチベーションを高められるでしょう。ただし、プレッシャーにならないような配慮が必要です。子どもが進んで行えるよう、好きなキャラクターのシールにしたり、楽しいことを目標に設定したりするのがおすすめです。
継続する
子どもの英語教育は長期間継続することが大切です。学校の試験勉強のように短期集中型で学んだとしても、英語が浸透する前にやめてしまうことになります。また、英語を学ばない期間があると、せっかく理解した英語もすぐに忘れてしまうでしょう。日常的に英語を学び使っていくことで、日本語を話すのと同じように英語を扱えるようになります。
そのため、勉強として英語を学ぶよりも、ライフスタイルの中に英語を取り入れるといったイメージを持つと良いでしょう。
親も一緒に学ぶ
子どもが英語を学ぶタイミングで、親も一緒に学び始めるのも英語教育を効率よく進めるために有効な方法です。親が楽しく英語を学んでいると、子どももやりたいと感じるものです。また、親子で学ぶことで、日常生活の中に英語を取り入れやすくなります。
その結果、勉強として英語を学ぶという意識が薄くなっていくでしょう。そうなると、自然と英語が身につくようになります。
日本と海外の違いは?国別の英語教育の違い
英語が母国語ではない国は日本だけではありません。アジアやヨーロッパの国々の中にも、英語以外を母国語としている国が多くあります。一方で、国際社会において英語は欠かせない言語です。そのため、日本と同じく多くの国で英語教育が取り入れられています。
日本とは異なる教育方法を行っている国も多いです。続いては、アジアとヨーロッパ諸国の英語教育について、日本との違いを解説していきます。
アジア諸国の英語教育
韓国や中国、タイなどでも英語教育は行われています。中国は小学校における英語教育の必修化を2001年に発表しました。当初は都市部からのテスト的な導入でしたが、2005年には小学3年生からの必須科目となっています。授業内容は実践的なものが多く、コミュニケーション能力を高めることに重点を置いているのが特徴です。
韓国が小学生の英語を必修科目としたのは1997年のことです。小学3年生から導入され、まずリスニングとスピーキングから始めます。小学4年生になるとリーディングが導入され、小学5年生でライティングが加わるのが特徴です。中国と同じく、コミュニケーション能力重視の内容となっています。
タイでは小学1年生から英語の授業が開始されています。他の教科も英語で行うイマージョン教育が特徴です。
ヨーロッパ諸国の英語教育
ヨーロッパの中でも、オランダの英語教育が優れているといわれています。オランダの小学生のほとんどが基礎的な英語力を身につけており、この背景にあるのが小学校の英語教育です。
オランダの初等教育は5歳からスタートしますが、それと同じく英語教育も5歳から始まります。9歳までは任意ですが、10歳になると必須科目となり、初等教育が終わる段階で日常会話程度の英語が話せるようになります。
一方で、イギリスと海を挟んで隣に位置するフランスも、2008年から6歳の義務教育開始時に外国語教育を取り入れ始めました。多くの子どもが英語を選択するため、ある程度の英語力があります。
フランスも日本と同様に学習指導要領が設けられていますが、教育目標の基準があるだけで指導方法に決まりはありません。極端にいえば、教科書を使う必要がなく、独自の教材を取り入れても問題ないとされています。またフランスの英語教育は少人数制で行われ、生徒に対して丁寧なサポートをしている点も大きく関係しているでしょう。このように、ヨーロッパでもアジアと同じく、日本より進んだ英語教育が導入されています。
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まとめ
自然に英語を習得するためにも、早い段階での英語教育は欠かせません。子どものうちから英語に触れることで、体に染み込み自然と使えるようになるといったメリットがあります。また、学校での英語教育に対しても抵抗なく取り組むことができるはずです。
一方で、教育方法や環境作りを間違ってしまうと、子どもが英語に対して苦手意識を持ってしまう可能性があります。早期の英語教育を行う際には、注意点について押さえておくことが大切です。子どもが楽しく英語を学べる環境が整えば、よりスムーズに英語を吸収できるでしょう。
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