オンライン英会話スクールがISO認証を取得するメリットとは
2014年08月01日 10時28分
産経オンライン英会話を運営する産経ヒューマンラーニング株式会社は、先日2014年7月28日「ISO29990:2010」「ISO29991:2014」両規格の認証を取得いたしました。
でもそもそも、多くの方にとっては、
ISOって、何!?
わざわざ取得して、どんなメリットがあるの?
という方が多くいらっしゃると思うので、今日はそれについてなるべく分かりやすさを心がけつつ書きたいと思います。
■ISOとは?
ISOとは「国際標準化機構(International Organization for Standardization)」の略称です。ISOは製品やサービスの国際規格を策定するための非政府系機関(NGO)であり、本部はスイスのジュネーブにあります。
ISOでは製品やシステムにまつわるさまざまな規格が作られ、その数は約2万件とも言われていますが、先日弊社が認証を取得したのはISO29990:2010(非公式教育・訓練における学習サービス-サービス事業者向け基本的要求事項)と、ISO29991:2014(公式教育外の語学学習サービス-要求事項)の2つになります。
ちなみに、通学制英会話スクールではすでに取得されていた企業もあるようですが、オンライン英会話スクールでは業界初!だそうです。
■「産経オンライン英会話」の何が認証されたのか?
ISO29991:2014の方からあえて先に説明します!
ISO29991:2014(公式教育外の語学学習サービス-要求事項)とは、
本年2014年3月に発行された語学学習サービスに特化した新しい国際規格です。オンライン英会話スクールだけでなく、通学スタイルの語学スクールも対象になります。
語学の習得にはもちろん学習者ご本人の努力が不可欠ではありますが、とはいえ、学習者やスポンサーの方(未成年の方の保護者様や、法人受講の場合は契約法人様)が期待する水準のサービスが受けられるかどうか、そのサービスを支える仕組みが整っているか、については、サービスを購入されるお客様の側が各社比較しながら見極めをされるポイントだと思います。
ISO認証を取得するプロセスにおいて、我々は認証機関の方に、
・カリキュラムや教材の設計
・受講生様が学習進捗についてフィードバックを得るための仕組み(毎回のレッスンレポートや、GCAT、CASEC)
・講師採用~研修~導入までのプロセス
・継続的なクオリティチェック、講師研修の仕組み
・受講料ご請求の透明性
といったポイントを、国際規格に照らし合わせながら一つ一つチェックしていただきました。
もう一つ、ISO29990:2010(非公式教育・訓練における学習サービス-サービス事業者向け基本的要求事項)の方は、
小学校・中学校・高等学校・大学、といった「公式教育」ではない、「非公式教育・訓練における学習サービス」を運営する事業者向けに定められた国際規格です。ここで言われている「非公式教育」とは、語学スクールの他には学習塾やカルチャーセンター、民間の職業訓練機関、企業研修事業者などが含まれています。
ISO29991と重複する範囲もあるのですが、ISO29990では事業継続としての財務管理やリスク管理を中心としたマネジメント側の仕組みをチェックしていただきました。講師だけでなく、我々運営側のスタッフがスキルを伸ばし、継続的にモチベーションを高く保って働ける仕組みがあるか などということも確認事項の中に入っていました。「働く人の満足度がサービスの質に影響する」ことを見越して、規格の要求事項に含まれているそうです。なるほど、興味深い!
我々運営側の独りよがりにならず、語学学習サービスの提供者としてあるべき国際基準をクリアしている ということを外部の方にチェックしていただき、日頃からの取り組みにお墨付きをいただけた! というのがISO認証取得の最大のメリットだったと思っています。
現在、日本国内には200社以上のオンライン英会話スクールがあると言われています。運営体制、講師の教育・管理体制もさまざまかと思いますが、外から広告を見ただけではどこがいいのか、悪いのか、正直分かりにくいのではないでしょうか。そんな中、外部機関の認証を取得しているということをお客様にとっての一つの判断材料にしていただければ、と考えています。
…まぁ、それよりも何よりも、「百聞は一見に如かず」ということで、まだの方は無料体験レッスンを受けていただき、産経オンライン英会話がどんなものであるか、体感していただくのが一番いいと思うんです!
そして、もしそれで良い出会いや発見があれば、とても嬉しく思います!
Happy Learning!