【職場で使える英会話】日本語独特の慣用表現をどう英語に訳す?
2017年08月02日 2時23分
「気があう」・「イマイチだ」・「ありきたり」・「~冥利に尽きます」。
日本語らしい慣用表現ばかりをいくつか例に挙げてみました。これらは英語では、どのように表現すれば良いでしょうか。
他にも、「がんばってね」や「よろしくお願いします」を筆頭に、日本語独自の定型表現は沢山ありますね。日頃、意識せずに使っている日本語ですが、その日本語の表現が便利であればあるほど、直訳では伝えられないため、いざ英語で同じことを言おうとした時、どのように言えばいいものか戸惑うことも多いのではないでしょうか。
コツは「噛み砕き」「言い換え」
まず、自分が言いたいことの”意味”をそのままに、日本語を簡単に噛み砕きます。上記の例で言えば、
・「—と気が合う」→「—と仲が良い、うまくやっている」
I have a good relationship with him.
私は彼といい関係です
・「イマイチだ」→(場面によって)「あまり良くない」
That is not so good.
それはあまり良くないね。
・「ありきたり」→「普通すぎる、特別なものではない」
It’s a common name.
よくある名前です。
・「—冥利につきる」→「非常に喜んでいる、感謝している、幸運だ」
How lucky she is as a teacher to be loved by so many students.
彼女は多くの生徒に慕われており教師冥利に尽きる。
と言った具合です。
「—ってなあに?」攻撃をしてくる小さな子供に、わかりやすく説明するイメージで、言い換えてみましょう。
この訓練では、「今、自分は何が言いたいのか」を明確にし→「自分が英語で簡単に表現でき、相手にしっかり意図を伝えられるレベルまで日本語を置き換える」練習をしていきます。
その上で英語に置き換え、スピードアップを図ることが大切です。大人としての知的レベルに合ったこなれた表現にこだわっていると、いつまでたってもフラストレーションを抱えたままになってしまい英会話が億劫になってしまいます。「伝わる自然な英語表現」を重視した、アウトプットの練習無くして、英会話は上達しません。
読んだり聞いたりした時には理解できる表現でも、自分ではまだ使いこなせない表現・気の利いた言い方は、辞書を引かなければ出てきません。英会話の最中には、流れを止めてしょっちゅう辞書を引いている時間はありませんから、自分の既に持っている表現を上手に引き出し、使いこなせるように、トレーニングしていく必要があります。
成人学習者の英会話のコツは、新しい表現を覚えていくと同時に、成熟した母語を活用しきるのがポイントです!
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