【職場で使える英会話】英語の「クッション表現」を使ってみよう

【職場で使える英会話】英語の「クッション表現」を使ってみよう

2019年07月14日 3時00分

今回のテーマは、直接的表現を避けることで、丁寧さ・控えめさなどを表すことのできるクッション表現をご紹介します。

「誠にお手数お掛け致しますが…」
「もし、よろしければ…」
「差し出がましいとは存じますが…」

日本語でも、一言このような言葉を付け加えるだけで、ずいぶん語調が柔らかく伝わりますね。英語では、ビジネスの場では直接的な表現が好まれる、と認識されがちですが、こういった、ワンクッション置くための婉曲的な表現を上手に会話の中に織り込むと、より丁寧に自分の意思を伝えることができます。

今回は、交渉の場などにおいて、相手の条件などに一定の理解・尊敬を示しながら、円滑に話を進めていく上で役立つ表現を集めてみました。

1. 依頼:「ご迷惑おかけして申し訳ありませんが」

I am sorry to trouble you, but…
“trouble”を動詞として使い、「迷惑をかける」という意味を表し、続くbut以下で、詳しい内容を伝えます。(”bother”にも似たような意味がありますが、ビジネスにはふさわしくないので避けましょう)

2. 謝罪:「ご不便をお掛けして心苦しく存じますが」

I am terribly sorry for the inconvenience, but ~
I apologize for the inconvenience, but ~

何かに遅れが生じて相手をお待たせしている場合、よくこちらの表現が使われます。

似たような表現に“Please accept our sincere apologies for having caused ~ “などもありますね。

3. 確認・依頼:「もしよろしければ」

If you don’t mind me asking
相手の言ったこと、条件などを確認したい時や、依頼したいことがある時にも使うことができ、とても便利な表現です。
※相手の言ったことを確認する際には、“If you don’t mind, I’d like to go over this again.”と言う表現もよく使われます。

4. 反対意見を述べる時:「おっしゃることは理解できますが〜」

I can see your point, but ~
I can see what you are saying, but ~
I agree with you to an extent, however, ~

部分的には賛成できるけれど、全面的に賛成できるわけではない時にぴったりの表現です。

You make a good point, but ~
With all due respect, ~

こちらは、相手の意見に一定の尊敬を示しながらも、「お言葉を返すようではございますが」と言った、あまり賛成できない意思を伝える時の表現です。

5. 謙遜:「差し出がましく恐縮ですが、〜」

In my humble opinion, ~
If I may be so bold, ~

6. 残念ですが

I’d love to, but ~ (そうできたら良いのですが、しかし)
I’m afraid (that) ~
Unfortunately, / Regrettably,
We regret to let you know that ~

いかがでしたか?今回は、先に一言挟むだけで、口調に丁寧さを添えることのできる表現をご紹介しました。

決まり文句ですので、このまま覚えてぜひ実践でご活用ください!