日本人講師のワンポイントレッスン【確信が低い考えを述べるとき】

日本人講師のワンポイントレッスン【確信が低い考えを述べるとき】

2021年02月11日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

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https://human.sankei.co.jp/ourtutors/japanese/

本日の質問

English Daily Conversation (General) A1 Lesson20
Do you know Mai?と聞かれてI guess so.と答えていて訳が「たぶん」となっていますが、
I think so. やMaybe.と言うのとどう違いますか?

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解説

guessは、基本的に「推測する」という意味の単語です。thinkの「思う」のように、ある程度はっきりと考えが定まっているというよりは、憶測の域を出ない「おそらく~だと思う」という気持ちを表す場合に使われます。

I think so.と言った場合も、I guess so.と言った場合も、訳は「そう思うよ」「たぶんね」となります。しかしI think so.は、「そう思う」と、100%の確信ではないにしてもハッキリ自分の考えを伝えているのに対し、I guess so.は、より確信が低く、「多分知ってると思うけど…」「知ってるんじゃないかなぁ」というニュアンスになり、自分の答えとしては言い切らずあいまいにしたい、という心の表れにも取れます。

maybe「多分」という単語をDo you know Mai?に対する返事として使うと、「まあ、たぶんね」「かもね」と、カジュアルであいまいな答えになります。Maybeには、はっきりと断言したくない時に答えや考えをぼんやりさせる効果があるので、意思をハッキリ告げたくない日本人が好む表現です。しかし、答えを避けて逃げているような印象を与えかねず、言い方によっては「知ってるかもしれないけど、なんでそんなこと聞くの?」「知ってると言ったら、どうする気?」と、ハッキリとは答えたくない、というような含みを持たせている場合もあります。便利な表現ですが、日本語の「たぶん」「そうかも」と同じ感覚で多用するのは注意したいところですね。

本日の講師

Tomoko 先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。