日本人講師のワンポイント【should=「~すべき」以外でも使えることをご存知ですか?】
2022年11月03日 10時00分
日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!
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本日の質問
ビジネス英会話 English Business Conversation ( Business) B1 Lesson39
5. LANGUAGE FOCUS 内に、It should last for at least 10 hours without charging it.「少なくとも10時間は充電なしで持つでしょう」 という例文があります。このshouldはどういうニュアンスですか?
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解説
shouldは、人の行動を促したり強く提案やアドバイスをするときに「~すべき」「~したほうが良い」という意味で使われるのは良く知られていますね。実はそれ以外に、「~であるはず」「おそらく~だよ」という、強い確信を持った推測や、100%に近い保証を示す場合にも使うことができます。
今回の例では、It should last for at least 10 hours without charging it.「(それは)充電なしで少なくとも10時間は持つはずです」というニュアンスになります。
It lasts…と、その製品はそういうものであると言い切ったり、It will last…と100%の確信を持って保証するわけではないものの、「かなりの確率で持つと思う」と伝えていることになります。
「思う」の強さで言うと、I think より強いI believeと同じくらいの確信の強さと考えて良いでしょう。
Can you bring the file to the meeting room? It should be on my desk.
「あのファイルを会議室に持って来てくれる?私の机の上にあるはずです」
I checked it twice. It should be OK.
「2回確認したから、まあ大丈夫だと思うよ」
ちなみに、「~すべき」という意味のshouldより強い強制力を持つmust「~しなければならない」も、shouldの「~であるはず」の高い確信の度合いの「間違いなく~だろう」「~に違いない」というニュアンスで使うことがあります。
You stayed up all night studying? You must be exhausted.
「一晩中起きて勉強してたの?そりゃあクタクタだろう」
本日の講師
Tomoko先生
こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。