日本人講師のワンポイント【日本語で便利な「なるほど」英語では何て言う?】
2022年12月01日 10時00分
日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!
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本日の質問
English Daily Conversation (General) A1 Lesson61
3. DIALOGUE内
That’s why!「だからかぁ」と、相手が話した理由にフレーズがあります。
同じ場面で使える他のあいづちはありますか?
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https://human.sankei.co.jp/textbook/daily-conversation/a1/
解説
That‘s why.は、文字通り「それが理由です」という意味のフレーズで、あいづちとして「そういうわけなのですね」という意味で納得する「なるほど」のニュアンスで使うこともあれば、理由を話した側が、最後に「つまりそういう理由だからなのです」と確認するように使うこともあります。
理由や事の顛末(てんまつ)などを知って合点がいくようなシチュエーションで「なるほど」というニュアンスで使えるあいづちには、他に次のようなものがあります。
That explains.「それで説明がつくね」「それでつじつまが合うね」
That make sense.「それは道理にかなってるね」「筋がとおっているね」「意味が通るね」
I see.「そうなのですね」
Right. / Sure.「確かにそうですね」「そういうことですよね」
Really.「そうなんですね」※Really?と語尾をあげると「本当に?」となりますが、語尾を下げると「なるほど」「そうなのか」というニュアンスになります。
Is that so.「そういうことなんですね」※これもReally同様、語尾を上げるか下げるかでニュアンスが変わります。
I get it. / I got it. / Got it.「納得しました」「わかりました」
普通は「なるほど」という意味ではないフレーズでも、会話の流れや過去のやりとりの後にその場限定では「なるほど」と訳せるフレーズを使う場合も多くあります。つまり日本語の「なるほど」がそれだけ様々な場面に対応できる便利な表現ということで、英語には「なるほど」ほど使いまわせる同じような言葉・フレーズはありません。
状況に応じて、どう言えば「なるほど」と思っている気持ちを伝えられるのかを考え、臨機応変に色々な表現をしてみましょう。
本日の講師
Tomoko先生
こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。