疑問にお答え!「ありがとう」を心を込めて伝えよう!

疑問にお答え!「ありがとう」を心を込めて伝えよう!

2023年07月20日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンで、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

日本人講師のご紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/japanese/

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本日の質問

English Business Conversation (Business) B1 Lesson9で、
プレゼントを受け取った人のリアクションとして

You shouldn’t have done that.「そんなことしなくて良かったのに」

と返すフレーズがあります。
「するべきではなかったのに」というネガティブな意味にとられないでしょうか?

解説

Should have +過去分詞「~すべきだったのに」
shouldn’t have +過去分詞「~すべきではなかったのに」

というフレーズは、自身の後悔や、他人の行動に対する批判を表すときに使われるので、ネガティブな響きがありますね。

しかし、日本語で「そんなことしなくてもよかったのに」というフレーズが、「余計なことしてくれた」というネガティブな意味にもなれば、「わざわざしてくれた」という感謝の意味にもなるように、英語でもshouldn’t haveを感謝を表す場面で使うことができます。

You shouldn’t have done it/that.
とフルセンテンスで言うよりも、

You shouldn’t have.「わざわざよかったのに…」

という言い方をするほうが一般的です。
他にも、

You didn’t have to (do it).「する必要なかったのに」

という言い方もあります。
どちらも、

Thank you.「ありがとう」

That‘s nice of you.「ご親切にありがとう」

のようにストレートに感謝を伝えるフレーズよりも、
「まさかしてもらえるとは…」
という驚きのこもった表現ですので、当然してもらえると想定していた行動に対しては使うことはありません。
英語には、「わざわざ」にあたる言葉がないのですが、こうした表現をつかうことで「わざわざしてくれた」というニュアンスを含ませることができます。

Oh, you shouldn’t have. Thank you so much!

のように、ストレートな感謝の言葉を組み合わせることもよくあります。

自分のためになにかわざわざ骨を折ってくれたり、予期していなかったプレゼントや行動に対してお礼を言う時に、ぜひ使ってみましょう。

本日の講師

Tomoko先生

海外在住歴が長く、現在は英語講師のほかに医療通訳も務めるTomoko先生。
海外添乗員・通訳案内士としての経験もあるので海外の人と楽しく会話するコツについても聞いてみましょう!
会話を重視したレッスン以外にも、TOEIC・英検対策を得意とする講師なので日本人が躓くことが多い英文法の疑問にも丁寧に答えてくれます。
小学生~高校生の文法指導経験もあるので、大人の方だけでなくお子様も安心してご受講いただけます。